フケ対策についてお悩みの方はとても多く、サロンでもご相談をされることがあります。
フケには様々な原因があり、それによって対策方法も変わってきます。
今回はそんなフケ対策について詳しく解説させて頂きます。
目次
フケの原因とは
毎日シャンプーをしていても、フケはどんな人にでも発生する場合があります。
人間の皮膚にはターンオーバーという、約1ヶ月のサイクルで生まれ変わる機能があります。
頭皮にもターンオーバーがあり、古くなった角質が剥がれ落ちたものがフケです。
通常はシャンプーで流されていきますが、皮脂や常在菌のバランスが崩れるとフケが増加し目立つようになります。
フケの種類による原因
①脂性フケ
ベトベトしたタイプのフケは、シャンプー不足などによって起こります。
頭皮の皮脂が過剰に残っていると常在菌が増殖し、ターンオーバーが乱れることでフケが増殖します。
汗をかきやすい方は皮脂も多く出やすく、脂性フケになりやすいと言われています。
湿度の高い梅雨から夏に多くなる傾向があります。
②乾性フケ
カサカサしたタイプのフケは、洗浄力の強いシャンプー剤や、シャンプーのしすぎによることが原因です。
洗浄料の強いシャンプー剤やシャンプーのしすぎによって、皮脂が必要以上にお落とされてしまうためです。
乾燥肌の方は頭皮も乾燥しやすいため、乾性フケになりやすいと言われています。
空気が乾燥する寒い時期に多くなる傾向があります。
その他の原因
また、フケの原因としては不規則な食生活、睡眠不足、ストレス、紫外線、ホルモンバランスの乱れなどもあります。
シャンプ剤やトリートメント剤の洗い流しが足りていないと、そのカスが付着してフケの原因となる場合もあります。
髪の毛を乾かす時に、頭皮が湿ったままの状態だと雑菌が繁殖してしまいます。
そうすると頭皮に炎症が起こり、フケの原因になる場合があります。
フケとかゆみの関係
頭皮のお悩みでフケと同じくらい多いのが「かゆみ」です。
頭皮のかゆみはフケが原因によって引き起こされることが多いため、フケが出やすい方はかゆみも出やすくなります。
かゆみはシャンプーのやり方によっても出る場合があります。
シャンプー不足は頭皮に皮脂が溜まり、シャンプーのしすぎは頭皮が乾燥してしまいます。
適度にシャンプーをすることが、フケ対策にはとても効果的です。
また、爪を立ててゴシゴシと洗ってしまうと、頭皮を傷つけてしまいかゆみの原因になります。
その他、過度に紫外線を浴びることによって、頭皮が刺激されかゆみが出ることもあります。
フケ対策①シャンプーの方法を正しくする
フケはシャンプーの方法を正しくするだけでも、改善されることがあります。
シャンプーのすすぎが少ない、爪を立ててゴシゴシこする、1日に何度もシャンプーをするなど、間違ったシャンプーの方法を正しくすることが効果的です。
また、シャンプー剤やトリートメント剤を洗い流す時は、頭皮に指を当ててしっかりお湯で流すようにしましょう。
フケ対策②頭皮に合ったシャンプーを使う
フケはシャンプー剤の種類によって引き起こされる場合があります。
洗浄力が強いシャンプーを使っている方は、頭皮に優しいシャンプーを使用するだけでも効果があります。
脂性タイプと乾性タイプのそれぞれのタイプに合う頭皮用シャンプーもあります。
フケ対策③ドライヤーは頭皮から乾かす
髪の毛を乾かす時は、頭皮にしっかりと風を当てながら乾かすようにしましょう。
毛先ばかりを乾かしてしまうと、頭皮が湿ったままで雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
フケ対策④頭皮用のローションをつける
頭皮が乾燥しやすい乾性フケの場合は、頭皮に保湿用ローションをつけるのが効果的です。
最近は頭皮のお悩み別に、たくさんのタイプの頭皮用ローションが出ています。
フケ対策⑤食生活を整える
脂っこい食品を取りすぎると、頭皮の皮脂の分泌が多くなると言われています。
バランスの良い食生活を心がけることも、フケ対策としては効果的です。
フケ対策⑥睡眠時間をしっかり取る
皮膚のターンオーバーは寝ている間に行われるため、睡眠時間をしっかり取ることも大切です。
特に夜の11時〜2時はターンオーバーが活発なので、このゴールデンタイムに睡眠を取れると良いでしょう。
原因に合わせたフケ対策を
フケには様々な原因が考えられ、フケのタイプにも脂性タイプのフケ(ベタベタ)と乾性タイプのフケ(カサカサ)があります。
フケ対策をするために必要なことは、その原因とフケのタイプを知ることです。
カウンセリングでご相談いただければ、一人ひとりの頭皮の状態に合ったケアの方法をお伝えさせて頂きます。
まずは間違っているシャンプーの方法を正しいシャンプーの方法に改善し、ドライヤーでしっかり乾かすことが大切です。
次に頭皮に合ったシャンプー剤を使用すること、それでも気になる場合は頭皮用のエッセンスがおすすめです。
さらに食生活や睡眠も改善できれば、フケ対策としては万全でしょう。
フケ対策でお悩みの方に、少しでもご参考にして頂ければ幸いです。